先日、ロリポップ!公式の「AIエージェント Skills」を使って、Windows版CodexからロリポップへSSH接続を試しました。
そのときの様子はこちらの記事に書いています。

そのとき、Windows Credential ManagerへのSSHパスワード保存がうまくいっていないような感じに見えました。
そこで改めて原因を調べてみました。
ロリポップにも問い合わせた
ロリポップのサポートにも、今回の認証方法について問い合わせてみました。
- Windows+Codexで、SSHパスワードをWindows Credential Managerに保存して再利用する流れは、公開されているskill.mdの手順どおり
- Skillはパスワード認証でのSSH接続を前提としている
- Windows向けに別途推奨している認証方法はない
- Codexでの動作はロリポップ側では確認しておらず、現時点で案内できる既知の注意点や制限もない
- scpでアップロードする方法でも問題なく、認証方法や使用するAIツールはユーザー側で選んでよい
という回答でした。
つまり、Credential Managerを使うこと自体は公式Skillの想定どおりのようです。
Windows Credential Manager自体は正常だった
まず、私のWindows PCでWindows Credential Managerが正常に動くか確認しました。
Windows PowerShellでテスト用の資格情報を保存、上書き、確認、削除してみましたが、すべて正常でした。
さらに、ロリポップのSSH接続情報を保存するための『lolipop-ssh』という資格情報も登録されていました。
Windows Credential Managerに保存されているパスワードを、そのまま使ってロリポップへSSH接続してみたところ、接続にも成功。
つまり、「Credential Managerへのパスワード保存が失敗していた」というわけではありませんでした。
Codexからは資格情報が見えなかった
次にCodex側を調べました。
すると、Codexは私が普段使っているWindowsユーザーではなく、「CodexSandboxOnline」という別のWindowsユーザーとして動いていました。
通常のPowerShellでは、「cmdkey /list:lolipop-ssh」を実行すると資格情報を確認できます。
ところがCodexから同じコマンドを実行すると、「NONE」となり、資格情報が見えませんでした。
つまり、次のような状態になっていました。
- 通常のWindowsユーザー → lolipop-sshが見える
- CodexSandboxOnline → lolipop-sshが見えない
同じPC上で動いていても、Windows Credential Managerの資格情報の見え方は同じではありませんでした。
CredentialManagerモジュールにも少し注意が必要だった
もうひとつ分かったことがあります。
CodexのPowerShell環境では、CredentialManagerモジュール自体はインストールされていました。
ただし、公式Skillに書かれている「Get-StoredCredential」をそのまま実行すると認識されず、私の環境では先にCredentialManagerモジュールを明示的に読み込む必要がありました。
とはいえ、モジュールを読み込んでも、CodexSandboxOnlineユーザーから『lolipop-ssh』が見えるようになるわけではありません。
今回の問題では、それ以上に「Codexが別ユーザーとして動いていること」のほうが大きなポイントでした。
今後どうするか
今回の検証で、Credential Managerそのものに問題があるわけではないことは分かりました。
当面は、Codexでファイルを作り、ファイル転送ソフトなどを使い手動でアップロードする方法でやっていこうと思っています。
Codexからロリポップへのアップロードを自動化する方法については、Credential Manager以外の認証方法も含めて、また必要になったときに検討してみたいです。
まとめ
最初は、Windows Credential ManagerへのSSHパスワード保存がうまくいっていないのではないかと疑っていました。
しかし実際に確認してみると、Credential Managerは正常で、保存されていたパスワードを使ったSSH接続にも成功しました。
一方、Codexは「CodexSandboxOnline」という別のWindowsユーザーとして動いており、通常ユーザー側に保存された「lolipop-ssh」がCodexから見えませんでした。
セットアップのとき「なぜCredential Managerに保存したSSH情報をうまく再利用できないのか」がよく分からなかったのですが、今回の検証でだいぶ整理できました。
